困ったチャン<RMT行為>を紹介します。
ここは〔Project-Eccentric〕内の[Boren]というコンテンツです




遭遇場所 全サーバー
遭遇対象 多数
対象詳細 白ネームナイトが多し
遭遇日時 現在も活動中
被害報告 RMT行為でゲームバランスに悪影響を与えます
※当記事の掲載、及び内容に関しましては、本人の許可はありません。
【編集後記】
今回、RMT問題を取り上げましたが、実は結構悩みました。
一言で言えば、非常に難しい問題だからです。取り上げたところで、易々と解決できるものではありません。

ただ、『ゲームを楽しむ対象として見れず、儲けの対象として考える』というRMT問題は、『アカウントハック問題』や
『BOT問題』などの他の問題も、連鎖的に引き起こしています。
さらに言えば、「ハックによる不正接続」など、立派な事件にもつながる要素を持っています。
それだけに、無視できない問題です。

ゲーム内仮想通貨が欲しいがために、そこまでやるかと思わないでもありませんが、RMT問題は、リネージュに限らず、
どのオンラインゲームでも、実際にそれが蔓延っているのが現実です。

この問題を解決するのは、簡単なことではありません。
ただ、これを機に、皆さんも再度RMTについて考えていただければ、と思い記事にしました。

この記事が問題提起となれば、とても幸いです。
皆さんは、もうこの記事をご覧になられたでしょうか。

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【ネット仮想通貨を資格外売買 容疑で中国人留学生逮捕
2006年11月22日(水)23:58 朝日新聞

熊本県警などは22日、オンラインゲームの中で使われる「仮想通貨」などを売り、現金収入を得たとして、
熊本市内の私立大学に通う中国人留学生、王悦偲容疑者(23)=熊本市渡鹿6丁目=を出入国管理法
違反(資格外活動)の疑いで逮捕した。容疑を認めているという。
こうした取引は「リアル・マネー・トレード(RMT)」と呼ばれており、資格外活動として摘発するのは九州で初めて。

調べでは、王容疑者は「留学」の在留資格しかないのに、今年4月14日から5月23日にかけて、オンラインゲーム
「リネージュII」で仮想通貨や武器、道具を集めて現金で販売し、約600万円を売り上げた疑い。
インターネット・オークションで買い手をみつけ、現金の振り込みを確認した後、ゲーム内で落札者に仮想通貨を
渡していたという。

王容疑者は04年4月、中国・桂林から交換留学生として入国、1年後から自費で滞在していた。
入国以来、RMTで約1億5000万円を稼ぎ、1億円以上が中国に送金された疑いがあるという。
県警は今後、送金の目的や背後関係についても調べる。

インターネット上で複数の人が同時に遊ぶオンラインゲームでは、仮想通貨を使って武器や道具を購入。
より高度な武器などを手に入れれば、ゲームを有利に運ぶことができる。
このため、ゲームをして仮想通貨などをため、欲しい人に現金で売るといったやり方で、RMTが行われている。
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ここでまず驚かされるのは、RMTの規模です。

滞在期間がおよそ2年半で、売り上げた金額が1億5000万円とありますから、1年では約6000万円です。
1ヶ月では約500万円になります。
記事中には、4月14日から5月23日の1ヶ月強の期間で600万円売り上げたとも書いてありますから、コンスタントに
毎月500万円程度を売り上げていたのが容易に想像できます。
一方で、毎日新聞のニュースを見ると、
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留学生資格のままインターネットゲーム内のアイテムを販売する会社を経営していたとして富士署などは20日、
中国籍で富士市厚原の会社社長、周暁旭容疑者(24)を出管法違反(資格外活動)容疑で逮捕した。

調べでは、周容疑者は留学資格で来日したが、今年3〜10月にゲーム内で使う武器などのアイテムを
ゲーム使用者同士が売買する「RMT(RealMoneyTrade)」の会社を自宅で経営した疑い。容疑を認めている。
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とありますから、RMTサイトを運営して事業として行っていたことがわかります。
情報収集のためにRMTサイトを実際に確認してみましたが、リネージュIIのアデナは、1Mあたり「300円」程度で
販売されていました。
ちなみに、リネージュのアデナは、1Mあたり「1800円」程度でした。
(サーバーや取引数により、価格はそれぞれ異なるようですます)
この金額が高いのか安いのかはわかりません。
ただ、リネージュIIで毎月500万円を売り続けるためには、毎月16000M以上という、とてつもないアデナを確保する
必要があります。
これだけの規模で確保するのは簡単ではありませんから、元手はかかりますが『買取によって取扱量を増やしていた』
のかも知れませんし、『複数のプログラムや仲間で手分けして稼いでいた』のかも知れません。
場合によっては『売り上げ=利益』ということもあり得ることを考えれば、この金額がどれほど大きいかわかりますし、
ゲーム内通貨を利益の対象として考える者からすれば、相当に旨みのある商売だということが、改めてわかります。

詳細についてはニュースだけでは不明であり、想像の域を超えませんが、ただただ金額規模の大きさに驚かされます。
今回摘発された事件はリネージュIIでしたが、リネージュにおいても、他人事ではありません。
記事中にもあるとおり、今回の逮捕劇は『出入国管理法違反』によるもので、『RMTという規約違反』によるものでは
ありませんでした。
『RMT自体は犯罪ではない』との認識が警察側にあるため、これは仕方のないことです。

ただ、オンラインゲームを楽しむ者としては、憂うべき事態に変わりはありません。
「純粋に楽しむ対象」と考えるプレイヤーで構成されていたゲームに、「儲けの対象」というプレイヤーが混ざることで、
混乱が発生しているからです。
こういった問題が発生すると、一番に槍玉に挙げられるのが運営会社です。
ただ、これは運営側の問題ではなく、ユーザーのマナーの問題のようにも思えます。

警察側の判断としても「RMT自体は犯罪ではない」と考えられている以上、規約に違反であると明言する以外に
採れる対処方法は限られています。
取締りを強化すれば冤罪も発生するでしょうし、それを回避するために徹底調査をすれば、今度は人的資源が
足りなくなります。
その結果、毎月の課金額を上げざるを得なくなっては本末転倒ですから、多くのオンラインゲーム運営会社の
泣き所だと思われます。
運営各社が個別に対応を協議するよりも、ゲーム業界として問題視し動き出す段階にあるのかも知れませんが、
オンラインゲームによっては課金をせずに基本無料とし、強い装備を現金で販売するタイプのものも登場しています。
これも運営側が公式で行っている一種のRMTとも考えられますから、『お金で強い立場を買う』というRMT問題は、
一元的に判断できない難しい問題です。
※これで利益を出すことで、基本無料というシステムが作れるわけです。

ただ、問題ということには変わりなく、このままでよいというものでもありません。
対処が難しいだけに、今回の事件は、いろいろ考えさせられる事件となりそうです。
RMTを事業として行っている会社は、アデンギルドが確認しただけでも十数社はあります。
Yahooオークションも見ましたが、個人的にアカウント売買を行っているユーザーもいることがわかりました。

今回は数あるRMT会社の中のたった1つの会社が『出入国管理法違反』で摘発されましたが、氷山の一角である
この会社だけでも、1億5000万円という規模でした。
実態は、その何十倍にも膨れ上がっていると考えてよさそうです。
ざっと計算しただけでも100億円近いRMT市場・・・。
『それだけの金額を売った』ということよりも、『それだけの金額を日本人ユーザーが購入した』という視点の方が、
RMT問題の深刻さを物語っているように感じました。
【関連記事:HotWired [禁止しても拡大するゲームアイテムの売買] 】
http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20041222105.html
『RMT行為』って、どのオンラインゲームでも純粋に楽しむプレイヤーを悩ませていますよね。

運営会社が禁止している行為の一つですが、実際には多くのRMT業者が存在しています。
そんな中、一つの事件が発生しましたので、今回はそれを取り上げたいと思います。







買う側がいなければ成り立たないRMT行為が、こうも繁盛する今日。
RMT問題は、我々の身近なところで、とても深い根を下ろしているように思えました。